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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

007 小さな刃 あの日のナイフと重なる情景

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007 小さな刃 あの日のナイフと重なる情景

進撃の巨人 第7話について最新の解釈を発表します。

第7話では不可解なセリフが多いのでその解説が中心となります。

訓練兵が追い込まれている理由

トロスト区住民の避難が完了したにも関わらず、訓練兵たちは途方に暮れています。

(『進撃の巨人』第7話より)
その理由についての描写が若干分かりにくいので整理してみましょう。
  • 立体機動装置のガスが残り少ないので壁を超えることができず、トロスト区を脱出できない
  • 本部には巨人が群がっているのでガスの補充ができない
  • ガスと実力が不足していて本部に群がる巨人を討伐する自信がない
  • あと10分ぐらい待っていれば救助が来るかもしれないが、その前に巨人がもっと集まって食われてしまう
というような切羽詰まった状況なんですね。

ジャン「こんなことならいっそ…言っておけば……」

ジャンのこのセリフ。

(『進撃の巨人』第7話より)
これはおそらく「どうせ死ぬならミカサに告っておけば良かった」という意味ですね。

後に分かることですが、ジャンはミカサに初めて会った時に一目惚れしています。

(『進撃の巨人』第15話より)
東洋人特有のきれいな黒髪に心奪われていました。

ライナー「まだだ…やるなら集まってからだ」

アニとライナーの意味深な会話。

(『進撃の巨人』第7話より)
これも後にマルコの回想シーンで意味が明らかになりますが、ここで解説します。

ライナーの「やるなら集まってからだ」というのは、「無垢の巨人がトロスト区内にもっと集まってきてから内門を壊そう」という意味ですね。

とは言っても実際問題として、あと5~6分程度しか待つ気はなかったと思います。

前述したとおり10分もしないうちに無垢の巨人が集まって自分たちの命も危うくなるのは明らかですから。

そんなことを言ってる所へミカサが現れ、皆で本部に群がる巨人を討伐する流れになります。

(『進撃の巨人』第7話より)
なぜかライナーもその気になって巨人討伐へ。

(『進撃の巨人』第7話より)
思えばこの時からライナーの精神分裂は始まっていたのでしょう。

戦士として壁を破壊する使命と、兵士として壁を守る使命。その狭間に立たされて。

(『進撃の巨人』第7話より)
アニとベルトルトも引いています。

そして結局、巨人化したエレンの登場で内門の破壊は中止となります。

三戦士の目標は「エレンを連れ帰ること」に変更。

正気を失うミカサ

アルミンからエレンの死を告げられるミカサ。

冷静に振る舞っているけど、目は完全に正気を失っています。

(『進撃の巨人』第7話より)
そして明らかにガスが足りないのに本部に群がる巨人を討伐すると言い出す。

本当に冷静ならそんな無謀なことはしないでしょう。

かつてエレンに言われた「戦わなければ勝てない」という言葉だけにすがって、ミカサは無謀な戦いへ突っ走ります。

そして案の定、本部へ辿り着く前にガス切れで地面に落下。

それでもミカサはあきらめません。

握りしめた小さな刃は、エレンが救ってくれたあの日のナイフを思い出させました。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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