忍者ブログ

進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

037 南西へ 運命の鍵を握るヒストリア

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

037 南西へ 運命の鍵を握るヒストリア

進撃の巨人 第37話について最新の解釈を発表します。

第37話では個人の担う使命の限界について考察します。

壁の王国の仕組み

あくまでも知ってることを調査兵団に話そうとしないニック司祭。

ニックはもともとただの飲んだくれダメ人間でしたが、真の王家であるレイス家の存在を知ってから心の救済を受け使命に目覚めた人間です。

ちょっと揺さぶれば何でも喋りそうな人間が、これほどまでに頑なに口を閉ざすというのはよっぽどのことです。

(『進撃の巨人』第37話より)
グリシャに「始祖の巨人」を奪われる前のレイス家には、初代王の遺志を受け継ぐ「真の王」が常に鎮座していました。

ニックを含めるウォール教徒の幹部たちは、その「真の王」の圧倒的な神々しさに心酔し、壁の秘密を守るという使命を命がけで務めると誓っています。

真の王が直接的に指示を出すのは
・ニセモノの王政
・第一中央憲兵
・ウォール教
の3つの組織だけ。

ニセモノの王政が国を統治し、第一中央憲兵が不穏分子を抹殺し、ウォール教が壁の秘密を守っています。

ウォール教の誓約制度

ウォール教の幹部は代々、独自の誓約制度によって壁の秘密を引き継いでいます。

ひとりひとりが「真の王」に心酔して命をかけているので、誓約自体に脆弱性はありません。

どんな拷問を受けても口を割ることはないでしょう。

それでも例外的に秘密を話すべきかどうか、どうしても判断に迷うこともあるかもしれません。

そうなった場合はレイス家の血族に判断を委ねることになっています。

(『進撃の巨人』第37話より)
今回の場合は、ロッドかヒストリアか、その二択。

ロッドは「話すな」と言うに決まってますから、聞いても意味がありません。

ヒストリアのように本人が知識を持たない場合は、レイス家であるヒストリアになら、ウォール教から秘密を託すことができるということになっています。

(『進撃の巨人』第37話より)
今回はヒストリアの判断に委ねるべきだと、ニックは決断しました。

コメント

運営者情報

進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

続きはこちら