その日の出来事
第一話では、100年人類を守り続けてきた壁が破壊され平和な日々に終わりを告げる大事件が起こりました。
これからどうなってしまうのか目が離せません。
第二話はその5年後の世界からスタート。
運命のあの日。エレン、ミカサ、アルミンの身に何が起きていたのでしょうか。
巨人が破壊した門は2つ
暦 845年。
突如、「超大型巨人」が現れシガンシナ区の外門を蹴り壊します。そして「超大型巨人」はすぐに姿を消します。
破壊された門から無垢の巨人達がなだれ込む。
それからシガンシナ区内に「鎧の巨人」が現れます。「鎧の巨人」はウォール・マリア内部へ続く内門を体当たりで破壊。

(『進撃の巨人』第2話より)
この辺の描写は少し分かりにくくて、一度読んだだけでは理解しにくいかもしれません。
母親を救出へ
最初に外門が破壊された時、シガンシナ区内へ破片が飛び散ります。破片は多くの建物を潰し、多くの人間がその下敷きとなりました。
エレンの母・カルラも家の下敷きとなり身動きが取れない状態に。
人々が逃げる方向とは逆へ走るエレンとミカサ。その先にはカルラがいました。

(『進撃の巨人』第2話より)
もうそこには誰も助けが来そうにありません。
しかしなぜか駐屯兵のハンネスが一人そこへ駆けつけます。
後に分かることですが、ハンネスに助けを求めたのはアルミンでした。
(『進撃の巨人』第11話より)
それがなければエレンもミカサもここで死んでいたかもしれません。
アルミンのそういう機転の良さが、その後の調査兵団の大きな戦力となります。
エレンの言霊
ハンネスはエレンとミカサを抱え、カルラを置き去りにして逃走します。
日頃から訓練と経験を積んでいれば巨人1体ぐらい倒せたかもしれません。
しかし駐屯兵として怠惰な日々を送っていたハンネスは、巨人1体を目の前にしてビビってしまいました。
(『進撃の巨人』第一話より)
奇しくも数時間前、エレンに指摘された通りの結末となってしまったわけですね。
数奇な巡り合わせ
カルラは巨人に食われます。
その様子をエレンは凝視し、ミカサは目を逸らす。
後に分かることですが、カルラを食ったその巨人は王家の血を引く女性でした。
エレンの父・グリシャが壁の外で結婚した最初の妻です。
(『進撃の巨人』第2話より)
だからこれは、グリシャの最初の妻が二番目の妻を食っている構図になっているわけですね。
目の前で母親を食われたエレンは巨人への復讐を誓います。
キラーワード「駆逐してやる!!」の誕生です。
世界の真実が明らかになるにつれ、エレンはその怒りの矛先をどこへ向けたら良いのかを見失っていくことになるのですが。。。
歴史を揺るがすエレンの能力とは
訓練兵としてエレンは成績上位5位に入ります。
特技があるわけでも体力があるわけでもなく喧嘩にも勝ったことがない小柄な少年が、意志の強さだけでそこまで来たのです。
これは尋常じゃありません。つまりエレンの意志の強さは生半可なものではないのです。
(『進撃の巨人』第2話より)
そんなエレンが、生まれた時から「自由」を強く求めてきたわけだから実現できないわけがないのです。
その結末が決して幸福なものではなかったとしても。