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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

030 敗者達 この戦いに勝者はいなかった

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030 敗者達 この戦いに勝者はいなかった

進撃の巨人 第30話について最新の解釈を発表します。

第30話では双方にとって救いのない戦いの現場が描かれます。

死んだ部下を見送るリヴァイ

リヴァイ班が全滅した現場へ、リヴァイは到着します。

感情を押し殺したような表情で、殺された部下たちをひとりひとり確認してまわるリヴァイ。

(『進撃の巨人』第30話より)
以前にも述べたとおり、リヴァイは殺された部下から目を逸らすようなことはしません。

もちろん感情的に抱きしめるようなこともしませんが、決して冷血人間ではないのです。

密かに想いを寄せあっていたであろうペトラの死に直面しても、泣き崩れることはありません。

(『進撃の巨人』第30話より)
生まれた時から地獄のような地下街で育ったリヴァイの体内には、流す涙も残されていないのでしょう。

エレン奪還作戦

エレンを口にくわえて逃走する「女型の巨人」をミカサが追いかけ回します。

(『進撃の巨人』第30話より)
しかし硬質化に阻まれて「女型の巨人」に決定的なダメージを与えることができません。

苦戦するミカサのもとへ、リヴァイが追いつきます。

リヴァイは「女型の巨人」を仕留めることをあきらめ、エレン救出に目的を絞りました。

(『進撃の巨人』第30話より)
リヴァイといえども、現段階で硬質化を攻略することは不可能だと判断したのです。

それだけじゃなく仲間を殺される悲しみをエレンに味わわせたくないと思ったのでしょう。

ミカサをかばって脚を負傷しながらも、リヴァイは「女型の巨人」を切り刻みまくります。

(『進撃の巨人』第30話より)
そしてとうとう「女型の巨人」の口内からエレンを救い出しました。

(『進撃の巨人』第30話より)
言われた作戦を破り「女型の巨人」のうなじを狙おうとしたミカサを咎めつつ、リヴァイはミカサに撤退を命じます。

「お前の大切な友人だろ?」というリヴァイの言葉。

(『進撃の巨人』第30話より)
「お前が死んだらエレンが悲しむだろう」という意味ですね。

ついさっき大切な四人の部下の死を見てきたからこその重い言葉だったのです。

「女型の巨人」の目にも涙

エレンを奪還された「女型の巨人」はうなだれて涙を流します。

(『進撃の巨人』第30話より)
とうとう使命を終えて国へ帰れると思ったのに、結局失敗してしまった。

殺したくなんかなかったのにたくさんの兵士を犠牲にしてしまった。

そんな複雑な想いをこの涙から感じ取ることができます。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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