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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

026 好都合な道を 全ての現象には意味がある

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026 好都合な道を 全ての現象には意味がある

進撃の巨人 第26話について最新の解釈を発表します。

第26話では目的に伴う犠牲について考察します。

巨人化のきっかけと存在意義

巨人化能力を持つ人間は
・肉体に傷をつける
・強い目的意識を持つ
この2つの条件を満たした時に巨人化します。

ティースプーン事件のおかげでそれが判明しました。

(『進撃の巨人』第26話より)
ハンジはこのような現象を見て、何者かによる意志を感じました。

ということは「無垢の巨人」の行動にも意味があるに違いない、と気づいたのです。

食べなくても生きていけるはずの「無垢の巨人」が、なぜ本能的に人間を食ってしまうのか。

(『進撃の巨人』第26話より)
結論を言ってしまえば、それは「9つの巨人」を継承するためですね。誰が継承者なのかは分からないけど、手当り次第に人間を食っていればいつかは継承者を食うことができるわけですから。

だから「無垢の巨人」は「9つの巨人」も捕食対象とみなします。

その本能を戦争に利用すれば、単純な「巨人兵器」として使用することも可能。

自分の都合を押し通す

誰もが自分の都合で生きています。それを非難される筋合いはありません。

我々は家畜でもないし奴隷でもないのだから。

今回、エレンが巨人化せずにリヴァイの指示に従ったのは、強い信頼関係で結ばれた新たな仲間が欲しかったから。

(『進撃の巨人』第26話より)
そのほうが「都合が良いから」です。

その結果、多くの犠牲が出ました。

その現実を、リヴァイもエルヴィンも噛み締めています。

(『進撃の巨人』第26話より)
エルヴィンも決して正義のヒーローではありません。外の世界の謎を解き明かしたいという夢を追いかけているだけです。その「都合」を押し通すために犠牲者を出し続けています。

そうやって誰もが自分の「都合」で自由に生きれば良いのです。

そうやって生きていれば、いずれ弱者は強者に食われて死ぬでしょう。

それが残酷で美しい世界なのです。

奴隷のように縛られて生きるよりよっぽどまともな世界です。

壁に閉じこもり、かりそめの平和にすがって生きるのではなく、残酷で美しい世界に羽ばたいて朽ち果てるべき。

これこそがこの物語のテーマなのだと思います。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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