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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

025 噛みつく 上官に噛み付くジャンと手を噛もうとするエレン

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025 噛みつく 上官に噛み付くジャンと手を噛もうとするエレン

進撃の巨人 第25話について最新の解釈を発表します。

第25話では、この物語の全ての真相が読み取れるかもしれません。

新兵には分からない「敵」の姿

索敵中央の荷馬車護衛班のみ森の中へ入り、他の班は森を迂回して周囲を囲みます。

外側の班は、「無垢の巨人」が森の中へ入らないようにくい止める役割です。

各班の上官は兵士に詳しく説明してくれません。

目的が分からず疑心暗鬼になりながらも、兵士たちは命令に従います。

(『進撃の巨人』第25話より)
ジャンも相当イラついています。
エルヴィンはこの壁外調査の本当の目的を、6年目以降のベテラン兵士にしか知らせてはいませんでした。

なぜなら暦 845年のあの日に敵は壁内に潜入したと考えられるから。

この5年の間に入ってきた兵士は敵かもしれないので、詳しい説明を与えるわけにいかないのです。

「女型の巨人」の熱い視線

森の中でついにエレンを発見した「女型の巨人」。

まるで恋する乙女のように瞳を輝かせ、口元も緩んでいます。

(『進撃の巨人』第25話より)
エレンを捕まえることができれば、つらかった任務も終えてようやく国へ帰還できます。

任務がこんなにも長引くとは思っていなかったアニは疲れ切っていたのです。

「やっと終わる」。そう確信したのでしょう。

大きなテーマをサラッと語るリヴァイ

エレンを取り囲むリヴァイ班は「女型の巨人」に追われながら必死に馬を走らせます。

今にも追いつかれそうな所で、援護班の兵士が現れ「女型の巨人」に切りかかりますが、あえなく撃沈。次から次へと現れては潰される援護班の兵士たち。

(『進撃の巨人』第25話より)
多くの兵士がリヴァイ班を守るために殺されているのです。

エレンは居ても立っても居られません。巨人化して「女型の巨人」と対決しようとします。

(『進撃の巨人』第25話より)
この時、リヴァイは賛成も反対もしませんでした。

(『進撃の巨人』第25話より)
本来なら反対するべき所です。

なぜならもう少し走ればエルヴィンがワナを仕掛けている所までたどり着けるから。

そこまで走れば「女型の巨人」を生け捕りにすることができるのです。

しかしリヴァイは長年の経験で分かっていました。「何が正解なのかは最後まで分からない」ということを。だから賛成も反対もせず全てをエレンの判断に委ねたのです。

(『進撃の巨人』第25話より)
結果的にエルヴィンの作戦は一度は成功するのですが、生け捕りにした「女型の巨人」には逃げられてしまいます。

もしこの時、エレンとリヴァイが二人がかりで戦っていれば「女型の巨人」を倒して、中にいるアニを引きずり出すことができていたでしょう。リヴァイの強さは桁外れですから。

しかしそれさえも「正解」とは言い切れないのです。

この世には無数の立場と価値観があります。つまり「正解なんて永遠に分からない」。

だからこそ「皆がそれぞれの自由を求めて戦うしかない」。

(『進撃の巨人』第25話より)
これこそがこの物語の壮大なテーマなのです。

リヴァイが見たエレンの中の「怪物」

「始祖ユミル」は奴隷ですから自由がありません。座標でひたすら土をこね続けています。

(『進撃の巨人』第115話より)
しかし、心のどこかで自由を強く渇望していたのでしょう。「始祖ユミル」の心の奥底で大きく育った「自由を求める魂」は地上をさまよい、何者かの肉体に宿ります。

グリシャが壁へたどり着いた時、キース・シャーディスにはその「魂」が宿っていたはずです。

(『進撃の巨人』第88話より)
エレンが生まれた時にキース・シャーディスからエレンへと、その「魂」が引き継がれたのでしょう。

エレンが生まれていなければ、おそらくシャーディスが「進撃の巨人」も継承していたはずです。でもエレンが生まれたので、その瞬間に御役御免となりました。

(『進撃の巨人』第14話より)
「自由を求める魂」は、シャーディスの前がグリシャで、グリシャの前はクルーガーに宿っていたと思われます。

その「魂」は次の者へ引き継がれると一気に熱が冷めてしまいます。

(『進撃の巨人』第71話より)
その後の人生は、自分の過去の行動のツケを払い続けることになります。

(『進撃の巨人』第88話より)
何かに取りつかれたようなエレンの目を見た時、リヴァイは気づきました。エレンには何らかの「魂」と大きな「宿命」が宿っていることを。

(『進撃の巨人』第25話より)
だからリヴァイは重要な決断をエレンに委ねることにしたのです。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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