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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

特別編 イルゼの手帳

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特別編 イルゼの手帳

進撃の巨人 特別編「イルゼの手帳」について最新の解釈を発表します。

第34回壁外調査において調査兵イルゼが隊から孤立。

イルゼは無垢の巨人に食い殺されるまでの記録を手帳に残していました。

経緯

イルゼは壁内を目指して北へ走る途中に一体の巨人と遭遇。

巨人はすぐにイルゼを食うわけではなく、何かを苦悶している様子。

巨人はイルゼを誰かと誤認したらしく「ユミルのたみ」「ユミルさま」「よくぞ」と言ってひれ伏します。

(『進撃の巨人』特別編「イルゼの手帳」より)
しゃべることも考えることも不可能とされていた無垢の巨人の意外な行動。

しかし巨人はその本能に逆らうことができず、結果的にはイルゼを食い殺します。

イルゼの手帳は後に調査兵団によって回収され、貴重な戦果として保管されています。

無垢の巨人には意識があるのか

無垢の巨人というのは、いずれもその正体は脊髄液を注入されて巨人化した人間です。

人間だった頃の記憶はなくなるのですが、本人は「悪夢を観ている感覚」であるらしい。

寝言のようにかすかな言語を発することもあるようです。

後にコニーの母親にも似たような症状が現れます。

(『進撃の巨人』第38話より)
明確な意識はありませんが、夢を見ている時のような虚ろな意識は残るのでしょう。

巨人の発した「ユミル」の意味

この時の巨人が発した「ユミル」という言葉。

それはおそらく「楽園送り」になる前のユミルのことでしょう。

ユミルが王女になりきっていた頃、それを崇めていた信者が無垢の巨人としてさまよっていたのだと思います。

虚ろな意識の中でイルゼを見つけた彼は、それを「ユミルが生き延びたもの」と誤認してひれ伏したのでしょう。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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