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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

017 武力幻想 強くなるほど安全地帯へ行ける矛盾

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017 武力幻想 強くなるほど安全地帯へ行ける矛盾

進撃の巨人 第17話について最新の解釈を発表します。

第17話ではエレンがアニから格闘術を学びます。

エレンに対して親身になるライナー

ライナーは精神を病んでおり、兵士を演じている間は本気で兵士になりきっています。

だから本来敵であるはずのエレンに対して、兵士としての責任について語ったり本気でアドバイスしたりします。

そして最も格闘術に秀でたアニを、エレンの訓練相手として引き合わせました。エレンのためを思うライナーの親切心ですね。

(『進撃の巨人』第17話より)
アニは怒りを隠しきれません。

アニは夜な夜な王都へ偵察に出かけており、睡眠不足でヘトヘトに疲れているのです。

(『進撃の巨人』第97話より)
格闘術の訓練時間は、いわば体の良い休憩時間。それはライナーも分かっているはずなのに無神経なことに、やらなくて良い訓練に付き合わせようとしてくるからイラッとしているのです。

ましてや敵に格闘術を教えてやるなど、戦士としては背信行為。あきれてものも言えません。

ライナーの病みが深刻であることに、まだアニは気づいていなかったのでしょう。

父親に対し複雑な思いを抱くアニ

アニは父親から教え込まれた格闘術を心の奥底で誇りに思っています。

「どうでもいい」と言いながらも、格闘術が好きだという思いは隠しきれていません。

だからエレンに格闘術を褒められて、心が揺れ動いているのです。

(『進撃の巨人』第17話より)
アニは強い戦士となったことで、命を削る使命を背負いました。

もともと父親はそうなることを誇りに思っていたようですが、今となってはそれを悔やんでいるようです。

そんな父親を強く恨むこともできず、アニは複雑な思いを抱き続けているのでしょう。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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