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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

015 個々 誰もが過去を抱えて生きている

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015 個々 誰もが過去を抱えて生きている

進撃の巨人 第15話について最新の解釈を発表します。

第15話では空白の5年間を振り返ります。

時系列で出来事を整理

暦 845年 「超大型巨人」と「鎧の巨人」襲来。

シガンシナ区の外門と内門が破壊されウォール・マリア壁内が無垢の巨人の徘徊する領域と化します。

(『進撃の巨人』第2話より)
暦 846年 「ウォール・マリア奪還作戦」という名のもとに、多くの一般人が兵士として駆り出され、大量の失業者の口減らしが行わます。

この時、アルミンの両親も命を落とします。

(『進撃の巨人』第15話より)
エレン・アルミン・ミカサは暦 845から約2年間、開拓地で農作業。

暦 847年 エレンたちは12歳となり訓練兵となります。

暦 850年 エレンたちは訓練兵団を卒業。

解散式の翌日、トロスト区の外門を破壊されますが、その日のうちに穴を塞ぐことに成功。

なぜサシャは芋を食ったのか

訓練兵団への入団初日、サシャは調理場からくすねた芋を訓練中に堂々と食いました。

田舎で優秀な狩人として育てられたため、一般常識が欠如しているのは確かですね。

(『進撃の巨人』第15話より)
とにかく食べ物に対する執念が人一倍強い。

分け合う精神もあるので悪気はないのですが、「半分あげる」と言いながら三分の一ぐらいしかあげないという天然ぶり。

(『進撃の巨人』第15話より)
懲罰として5時間(結果的にはおそらく8時間以上)も走らされ死にかけますが、それをこなせる体力と兵士としての技能はかなり高いと思われます。

ユミルはなぜクリスタに絡むのか

ユミルは普段からクリスタにベッタリ。

口調はキツイのに愛情が溢れて隠しきれないツンデレ状態です。

(『進撃の巨人』第15話より)
ユミルはなぜこれほどまでクリスタにこだわるのでしょうか。

そもそもユミルが訓練兵団へ潜入したのはクリスタに会うためでした。

ユミルは60年以上前に壁外で生きていた孤児であり、ある日突然ニセ王女として祭り上げられ役割を演じる人生を強いられていました。

(『進撃の巨人』第89話より)
結果的には囚われの身となり無垢の巨人にされ「楽園送り」。60年以上さまよった果てにたまたま「顎の巨人」の継承者を食ったことで人間に戻ります。そして壁内へ潜入。

壁内を探索するうちにクリスタという少女の存在を知ります。クリスタは王家の血を引く存在でありながら、それを隠して生きることを強いられていました。

(『進撃の巨人』第40話より)
かつての自分とクリスタを重ねたユミルは、クリスタを愛しく思うと同時に救ってあげたくなったのでしょう。「もっと自分らしく生きろ」と。

(『進撃の巨人』第40話より)
クリスタは自分が望まれて生まれてきた子供じゃないと知らされたから、せめて人の役に立って死のうと思っていました。だから死亡率の高い調査兵団に入団し、人に親切にして生きています。

でも本来のクリスタはもっとガサツで活発で鼻を垂らしてばかりの少女であることをユミルは見抜いていたのかもしれません。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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