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進撃の巨人を考察してみた

最新の解釈!『進撃の巨人』の謎や伏線を全て解明するべく日々更新中。あらすじ・ネタバレはご了承ください。「今にして思えばこういう意味だった」という解説を第一話から順に書いていきます。

012 偶像 希望の象徴なのか悪魔の使いなのか

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012 偶像 希望の象徴なのか悪魔の使いなのか

進撃の巨人 第12話について最新の解釈を発表します。

第12話ではピクシス司令が名誉の死へ向かって兵士を扇動します。

ピクシス司令がエレンを信頼する理由

エレンは巨人化能力を持っていたため、駐屯兵団に殺処分されかけました。

ピクシス司令はそんなエレン達を壁の上に連れていき、何の警戒心もなく話をします。

(『進撃の巨人』第12話より)
ピクシスは生来の変人として知られる人物であり、言わば常識にとらわれず、常に最善の一手を打つことのできる胆力を持っています。

いざとなれば、いつでも自分の命をなげうつ覚悟の上で仕事にあたっているのです。

(『進撃の巨人』第12話より)
酒に逃げがちな所もあるので特別に精神力が強いというわけではなさそうですが、それでも使命感の強さでブレずに意志を貫いています。

というのも、国のために大勢の犠牲者を出し続けているという現状を直視しているから。

リスクと希望をはかりにかければ、小さな希望にすがりついて死んだほうがマシ。

そんなピクシスだからこそ、エレンの危険性などおかまいなしにその希望に賭けることができたのでしょう。

破壊されたその日にトロスト区奪還作戦開始

ピクシス司令はエレンに問います。「穴を塞ぐことができるのか?」と。

そしてエレンは「塞いでみせます」と即答。

ピクシス司令とエレンはなぜ、それほどまでに急いで結論を出したのでしょうか。

それには大きな理由がありました。

奪われたトロスト区を急いで奪還することができなければ、ウォール・ローゼが破られる危険性も高まります。

もしウォール・ローゼが破られたら、深刻な食糧不足で人類の半分以上が飢餓に苦しみ、人間同士の殺し合いが始まるでしょう。

(『進撃の巨人』第12話より)
そんな殺し合いで多くの命を落とすぐらいなら、ここで小さな希望に賭けて多くの兵士に死んでもらうほうが被害は少ないわけです。

成功してもしなくても結局多くの犠牲者が出るのだから、今ここで急いで行動に移す必要があったわけですね。

(『進撃の巨人』第12話より)
結論を先延ばしにすれば王政が口を出し始め、ピクシスの独断で兵士を動かすのも難しくなるかもしれない、という事情もあったのでしょう。

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進撃の子犬

あらゆる意味で斬新さの光るこの作品をもっとたくさんの方々に知ってもらいたい。そして奥深さに気づいていない方々に新たな楽しさを発見してもらいたいという思いで日々更新しています。

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